2021年ACLに北朝鮮は出場できるのか?




突然(でもないのですが)、2021年ACLから東地区は16→20への増枠。

やはり、ストレートインへの鍵は、上位6協会になりそうです。

AFCカップ決勝を前に、ポイントは、

フィリピン 23.412

北朝鮮 21.933

4.25が決勝を延長を含む勝利で終われば、23.533で、東アジア6位に。

PSO決着だと22.467。

◆大前提

  • 2021年以降のACL/AFCカップの出場枠、出場枠を決めるための算出方法は未定です
  • 未定ですが、最新のフォーマットを当てはめた仮想です
  • 2019年11月にランキングの更新が行われる想定です(そこで二年先の2021年の枠が決まる)
  • 現状、出場だけでプレイオフ/プレイオフ予選にポイントが与えられるの対し、グループステージに出場して全敗だとポイントはゼロで、実際に台湾(グループステージ全敗)よりもモンゴル(AFCカップ出場なし)が上という状態が発生しています。この不均衡対策も含めて、出場ポイントが与えらる予定になっています。が、どのくらい与えられるのかは未定です
  • また、現状、クラブ90%+代表10%の割合がクラブ100%になることは内定しています
  • そもそも、北朝鮮のクラブがACLライセンスを取得できるのか、プロの要件を満たすのかは全く不明ですが、そこを考えても先に進まないので無視します

◆東アジア六番目実績

順序は年によって入れ替わりますが、中国/韓国/日本/豪州/タイのACLストレートイン枠を持つトップ5の次枠決定時のポイントは

2011-2014 ヴェトナム 27.753

2013-2016 香港 31.797

2014-2017 マレーシア 29.566

となっており、30点前後の争いになると思われます。

ACL(100%)とAFCカップ(ACLの1/3)で比重が変わりますので、これを三倍して、AFCカップそのもののポイントに変換します。以下、特に注釈のない限り、常に三倍した数値となります。

2011-2014 ヴェトナム 83.259

2013-2016 香港 95.391

2014-2017 マレーシア 88.698

◆2016-2019年累計

2019年11月に、2016年~2019年の累計によってACLの出場枠が決まるとして、2019年開始時点のポイントは、

フィリピン55.890 (14+24.36+17.53)

シンガポール 45.765 (13.5+15.415+16.85)

マレーシア 45.585 (21.5+13.185+10.9)

香港 32.649 (17.5+5.25+9.9)

北朝鮮 32.601 (0+10.3+22.3)

ヴェトナム 30.201 (12+8.4+9.8)

※括弧内は左から、2016年/2017年/2018年実績

※2019年は加点はありますが、東:プレイオフ/アセアン:グループステージとステージが違うのでスケールを合わせるために算入していません

となり、北朝鮮が2018年(4.25体育团インターゾーン準決勝進出)と同じ実績(22.3)を詰んでも54.904、フィリピンの素点に届かず、2016年のゼロポイントが痛いか…。

と、ならないのがミネ月式!

◆2019年AFCカップ前振り

2017年からAFCカップのフォーマットが一新され、東アジアはアセアンゾーンと東ゾーンに分離されました。(そこから先は説明がめんどくさいので省略)

2019年アセアンゾーンは、

フィリピン、シンガポール、ヴェトナムからそれぞれ2クラブずつ出場します。(マレーシアはACLストレートイン枠を持つため、AFCカップ出場枠無し。

ここでピキーンと来た方、そうです、アレです。

◆2018年AFCカッププレイバック

北朝鮮の2018年22.3ポイントは4.25体育团単体での取得ではなく、火炬体育团(グループステージ敗退)と合わせて稼いだポイントをグループステージ出場数の2で割って(プレイオフの算出はめんどくさいので割愛)22.3。

4.25体育团単体では36.8ポイント取得しています。

◆つまり(2019年AFCカップ本題)

つまり、2019年AFCカップ東ゾーンに、4.25体育团のみを送り込み、2018年と同じ成績を上げれば。

0+10.3+22.3+36.8 = 69.4

これ(4.25体育团単体出場)が実現した場合、メリットとして、現在、黎明體育團と東ゾーン最後の一枠を争っている大埔足球會をグループステージに送ることで、香港を事実上、この争いから脱落させられます。そしてその1st legは3/6に行われ、平壌での試合で0-0で終わっています。

マレーシア(即ちJDT)がACLでポイントを稼げなければ、

フィリピン55.890

シンガポール 45.765

北朝鮮 32.601

での争いになります。ゾーンが違うので予想は難しいですが、シンガポールが例年通り15点前後に収まり、フィリピンが奮わなければ。

そして4.25体育团は最低でもインターゾーン出場が必要になりますが、例年よりちょっと低まった70点前後の争いになれば、そうです、北朝鮮がACLストレートイン圏内です!

◆そもそも

と、ここまで書いていますが、ストレートイン圏を争っているのは、ACLプレイオフの常連。

(上記通りライセンスの問題はありますが)普通にプレイオフ圏内なのです!

◆合言葉は

平壌で会おう!